
フィンカーとは、AGA(男性型脱毛症)の治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬品局)から正式な認可を受けているフィナステリドを含有した飲む育毛剤です。
同じ成分で製造されている薬剤に米Merck社より発売されているプロスカーがありますが、そちらの方が先発品で、フィンカーはインド第二の製薬メーカーであるCipla社が製造・販売しているプロスカーのジェネリック(後発品)医薬品となります。
そのため、プロスカーとほぼ同等の効果を得られるものでありながら、プロスカーが30錠で5000~7000円前後という価格であるのに対し、フィンカーは同量で3000円前後とかなりの激安となっています。
フィンカーの主成分フィナステリドは、日本でプロペシアとして発売されている育毛剤にも含有されている成分です。
もとは前立腺肥大症や前立腺がんに対し、それぞれ適量に投与される薬剤でしたが、その後の研究でAGAの進行を遅らせる効果があることが判明したため、現在では抜け毛防止薬として脱毛症の治療に使用されています。
AGAの脱毛原因は遺伝や生活環境、ストレスなどに起因していると考えられていますが、その中でも最大原因として注目されているのが男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)です。
DHTは、同じく男性ホルモンであるテストステロンが、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の働きによって変換させられたもので、血中におけるDHT濃度が高いほどAGAの症状は進行していきます。
この5α-リダクターゼの作用を阻害することでDHTの生成を抑制するのがフィナステリドの効果です。
フィナステリドを1日1mg服用したところ、9割以上の人にAGA進行抑制の効果があらわれ、かつ継続して使用し続けることにより、増毛効果も報告されています。
フィナステリドはAGA治療薬として絶大な効果を発揮する強力な薬剤ですが、医薬品であるため、副作用のリスクがまったくないとは言い切れません。
ただし、発症率はきわめて低く、国内での臨床試験では全体の5%程度にしか症状が見られなかったという報告があります。
症状としては性欲減退や勃起不全、精子の減少など性関連のものが多く、次いで胃部不快感などが挙げられますが、いずれも症状としては軽微となっています。
ちなみに、プロペシアが1錠につきフィナステリド含有量1mgであるのに対し、フィンカーは1錠5mg含まれていますが、フィナステリドは1日1mgの服用が原則で、それ以上服用しても特に目覚ましい効果をあげることはできないばかりか、いたずらに副作用のリスクを高めてしまうだけなので、専用の錠剤カッターで4~5等分にしてから服用するようにしましょう。
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